![]() ←コンテンツトップへ戻る ■メイン■ ■ストーリー■ ■プロダクション・ノート■ ■キャスト プロフィール■ ■完成披露試写会 来日舞台挨拶■ (サー・ロイド=ウェバー&シューマッカー監督) ■Gerry!■ アンドリュー・ロイド=ウェバー、15年に渡る夢 「『オペラ座の怪人』は私のキャリアの中でとても個人的な作品だ」とアンドリュー・ロイド=ウェバーは語っている。1986年にロンドンで初演、1988年にブロードウェイでオープンした後、彼は早くも映画版の製作をジュエル・シュマッカー監督にアプローチ。だが、初演でクリスティーヌを演じ、『オペラ座の怪人』創作中は彼のミューズだった女優サラ・ブライトマンとの離婚により、製作は延期を余儀なくされた。運命のタイミングが一致したのは、それから10年以上も経った2002年12月のこと。ロンドンでディナーを共にしたふたりは、待ち望んでいたプロジェクトの着手を約束する。「ジョエルは驚異的なビジュアル・センスを持っていて、映画における彼の音楽の使い方は飛び抜けていると思った」とロイド=ウェバー、「『オペラ座の怪人』を観たくても劇場に行けない人が世界中に何百万人もいる。アンドリューの音楽を愛するその人々に映画版をプレゼントできると思った」とシュマッカー。ふたりはこの実り多い共同作業を15年間に培われた友情と信頼関係の賜物だとしている。「映画版は視覚的にもサウンドも素晴らしく、感情表現もより深い。舞台版とは異なる演出もあるが、本質は全く同じだ。それは私が望んでいたことに他ならない」。心を入れ込んだ作品の映画化は、ロイド=ウェバーにとっても真に満足のいく結果となったようだ。 三者三様、奇跡的なキャスティング シュマッカーとロイド=ウェバーにとって、キャスティングは大きな賭けだった。歌は作品全体を動かす大きな原動力だ。真に歌える人間であることはもちろん、シュマッカーは、ブレイク寸前の才能あふれる若い俳優の起用を考えていた。 ![]() ファントム役を見事射止めたのは、ジェラルド・バトラーだ。「この役には少々危険な荒っぽさ、そう、ロックンロール精神を持ち合わせた俳優が必要だった。ジェリー(ジェラルドの通称)はまさにロック風の素晴らしいテノールだね」とロイド=ウェバーは賞賛する。シュマッカーはバトラーの存在感に注目した。「『ドラキュリア』でのジェリーを見て驚いた。すごく美しい怪人になると思ったね」。それまで舞台版のことを知らなかったバトラーは、脚本を読みながらオリジナルキャストのアルバムを初めて聴いた。 「ぶっ飛んだよ。この音楽は信じられないほど感動的でパワフルだ。脚本を読み終わる頃には、僕の頬を涙が伝っていた。ファントムにはつくづく共感できる。彼の情熱、憧れ、芸術的才能、そして、彼が人生を通して味わってきた痛みと孤独にね」。 クリスティーヌ・ダーエ役のキャスティングは、もうひとつの難関だった。高い歌唱力とともに、純真さを備えた女優が必要だったからだ。当時16歳だったエミー・ロッサムにスクリーンテストで出会ったシュマッカーは「雷に打たれたようだった」と興奮する。「彼女は洗練された女優であるばかりではない。メトロポリタン・オペラで7歳の時からトレーニングを受けていたんだ!」。 ラウル役に抜擢されたパトリック・ウィルソンは、ブロードウェイの「オクラホマ!」や「フル・モンティ」のスターで、素晴らしく歌えることをふたりも熟知していた。ウィルソン演じるラウルは、劇場版のキャラクターより攻撃的でスリリングなヒーローになっている。ウィルソン自身も「思った以上にダイナミックでやりがいのある役だった」と語っている。 フルオーケストラで甦る名曲 『オペラ座の怪人』の曲は覚えやすいが歌うのは難しい。ロッサムは「メット(メトロポリタン・オペラの略称)で鍛えられていなかったら、とても歌えなかったと思うわ」と語る。音楽監督のサイモン・リーは、俳優たちの歌唱力がロイド=ウェバーの基準を満たすよう、その能力を最大限に引き出すことに専念したが、バトラーの仕上がりは想像以上だった。「彼はバンドで歌った経験はあるものの舞台向けの訓練は受けていなかったんだ。訓練の間中、彼には驚かされっぱなしだった。彼の出来を誇りに思っているよ」。 ロイド=ウェバーは、感情が高まるシーンにはフルオーケストラを使った方がいいと考え、曲の大部分をオーケストラ用に編曲したが、新しく挿入したシーンに合わせて新曲も書いた。レコーディングには、選り抜きのオーケストラ奏者がロンドンの有名なアビーロード・スタジオに集められ、リー自らが指揮棒を振った。「とても贅沢なサウンドに仕上がっているよ。アンドリューが思い描いた通りにね」と満足げだ。 1870年代パリ、絢爛と情熱の時代をデザインする ![]() 美術のアンソニー・プラットは「僕がこの映画に惹かれたのは、巨大なデザイン・プロジェクトだったからだ」と語る。映画版のオペラ座は、チャールズ・ガルニエが建築したパリのオペラ座に基づいてはいるが、プラット自身、この劇場のまばゆさに不吉な予感を漂わせたいと考えていた。深い赤のベルベッドのカーテンと座席、挑発的な金の彫像、美しいカーブを描く階段、そして、ひときわ豪奢なシャンデリア。ミステリアスな空気を孕んだ劇場がこうして出来上がった。 オペラ座の地下に隠された怪人の棲家は、劇場版の幻想的な舞台に真実味を加えるところから始められた。美しく邪悪で不気味さを湛えた水と洞窟の世界は、映画版ならではの奥行きと広がりを見せている。 自身も衣装デザイナーだったシュマッカーは、尊敬するアレキサンドラ・バーンに何千という膨大な量の衣装デザインを依頼した。彼女は『エリザベス』の衣装を手掛けたことでも知られている。博物館的ではなく、ストーリー性とキャラクター性を重視する彼女の衣装デザインは、例えば、ファントムの場合、「シルエット、シェイプ、セクシーさがすべて」と語る。また、物語の鍵を握る仮面は、ヘアメイクアーティストのジェニー・シャーコアと協力し、上質な革を使って作り上げた。その仮面の下の素顔は「ファントムの魅力、怒り、脆さ」をテーマに4時間もの特殊メイクが施されている。 ファッション、ジュエリー、シャンデリアのカット・クリスタルで世界をリードするスワロフスキー 映画『オペラ座の怪人』で重要な役割を果たす豪華シャンデリアをスワロフスキー・クリスタルが華やかに飾った。 ![]() この物語の“主役”とも言うべきシャンデリアは、高さ約5m、幅4m。2万個にものぼるフルカットのクリスタルから成っている。シャンデリア・メーカーの大手であるパリのティースランが製造し、組み立てに4ヶ月、スタジオでの組み付けに丸4日を要したという巨大なものだ。スワロフスキーは、そのデザインコンセプトと組み立てに関し、映画のセット・デザイナーであるアンソニー・プラットに全面的に協力。そして重量2.3トン、約1億5000万円相当の巨大シャンデリアができあがった。 スワロフスキーのクリスタルは、光、色、動きを美しく捉え、それらを映し出して戯れることによってたとえようもない輝きを生み出す特徴を持っている。また精密なカットの完璧さは、世界中で賞賛され、実際にニューヨークのメトロポリタン・オペラ・ハウスからパリのベルサイユ宮殿に至るまで、世界中の劇的、歴史的な舞台を照らし出してきたのである。映画『オペラ座の怪人』の中で光り輝いているシャンデリアは、1870年代に栄光の絶頂にあったパリ・オペラ座の絢爛さの象徴となっている。また、怪人が満員の聴衆へ向かってシャンデリアを落下させ、オペラ座が炎に包まれるという劇的なクライマックスでは、筋書きの上でも、なくてはならない存在だ。 スワロフスキーのクリスタルは、『オペラ座の怪人』の衣装やアクセサリーにもロマンチックな魅力を与えている。例えばクリスティーヌとカルロッタの豪華絢爛な舞台衣装を彩るクリスタル・ストーンもスワロフスキー製。クリスティーヌの首に輝く婚約指輪は、精密なカットが施されたキュービック・ジルコニア。また年老いたラウルが憧れのまなざしで覗き込んでいた豪華な宝石店のショーウィンドウには、スワロフスキーのクリスタル・ストーンを用いたベルエポックの宝石がたくさん飾られている。 このようにスワロフスキーのクリスタルやジュエリーによって、映画『オペラ座の怪人』はますます輝きを増しているのである。 ←コンテンツトップへ戻る ■メイン■ ■ストーリー■ ■プロダクション・ノート■ ■キャスト プロフィール■ ■完成披露試写会 来日舞台挨拶■ (サー・ロイド=ウェバー&シューマッカー監督) ■Gerry!■ (c)2004 The Scion Films Phantom Production Partnership |